Essential Surf Ski Skills - The Remount
サーフスキーの基礎スキル:再乗艇(リマウント)

Written by Rob Mousley/Alain Jaques
Surfski.info (http://www.surfski.info/)の許可を得て転載
翻訳:日比野 浩平
Translation:Kohei Hibino

スキーの再乗艇は基本的なスキルである。例えば、冷たい外洋で沈をしたら、
体温を保つためにいち早く再乗艇する必要があるし、それがサーフゾーンならば、
次の波に飲み込まれる前に早急にリカバリーが必要である。

このように重要なスキルでありながら、パドラー、特にビギナーから最も多く寄せられる質問である。
ここでは、通常の「馬乗り」と「横乗り」の方法を写真を使って解説する。

Straddle 馬乗り

馬乗りは通常最も早い再乗艇方法で、波間で2m近い波が目の前で立ち上がろうとしているとき
などには効果を発揮する。また、狭くて深いシートの艇(例えばFenn Millenniummなど)ではやりやすい。

方法:
注意: 艇のバウを風と波の方向に向けること。実際には強い風の中では無理であるが、
そのような場合でも、必ず身体は艇の風上に位置すること。
パドルをフットストラップと一緒に片方の手で持ち、もう片方の手でコックピットの反対側の後方をつかむ。

反動でいっきに身体を水中からスキーの上に乗せて反対側までのしかかり、
顔を下に向けてコックピットと対角線上にうつ伏せ状態になる。
次に、一方の足をスキーの上にのし上げる。
上体を起こすと同時にお尻をシートの中に沈み込ませる。
この時が一番難しく、再度ひっくり返りやすい。
両手でパドルを握れば、安定を得たことになる。
足をコックピットに入れるのは後からゆっくりで大丈夫。
パドルで漕ぎ出しながらバランスを取って足をコックピットに収める。
これで完了。練習すればものの数秒で完了する動作である。

Sidesaddle 横乗り

ひどく荒れた状態では、風に対して艇が横向きになりがちであり、風に艇の先を向けるのは難しい。こんなとき、
馬乗りは非常に難しく、逆に横乗りの方が容易になる。

方法:
艇を風に任せて流し、風に対して直角になるようにする。このとき、必ず身体は艇の風上に位置するよう注意すること。
パドルをフットストラップと一緒に片方の手で持ち、もう片方の手でコックピットの反対側の後方をつかむ。そして、
そのまま反動で身体をスキーの上に乗せる。
馬乗り方とは対照的に、スキーに乗る際には、お尻からシートに乗り、
両足は風上の水中にスキーからぶら下げたままにしておく。

こうなってしまえば上体は安定する。スキーは横向きになってダウンウィンドで流されながらも
風上に残した両足でバランスを取れる。こうなれば完全に安定で、そのままの状態でいつまでも
座っておけるはずである。

次に、足を入れるわけだが、最初スキーの片側に座っていたのを、シートの中央にお尻の重心を
ずらすわけだから、この時が一番難しい。

両方の足をコックピットに収め、これで完了である。
足元の空間が分割されていないスキーの方が横乗りは容易だと言う人もいる。
練習:
いずれの方法も確立されたものだが、練習しないと難しい。水温が暖かいときなどに
両方の方法を満足がいくまで練習することである。ライフジャケットに携帯電話、
ラジオなど、ツーリングの際に着けるものを一式装備した状態で練習することも
重要である。

2010/07/14再掲